トリッカーズがダサい?カントリーブーツ モールトン ストウの魅力

愛用のトリッカーズ ストウ

「トリッカーズ ダサい」で検索してこられる方が、よくいらっしゃいます。

トリッカーズがダサいと、誰が言い出したのでしょうか。もちろんトリッカーズがダサいわけなどなく、私が高校2年生のときに、革靴の魅力に取り憑かれたキッカケの一足です。この魅力をこの記事ではお伝えします。

トリッカーズの魅力は動画でも語っています。

コーデについてもこちらの記事で書いています。

トリッカーズのカントリーブーツを使ったメンズコーデ – 茶本悠介のブログ

トリッカーズとは

1829年創業のトリッカーズ、昔ながらの大変手間のかかる工程を経て、一つひとつ手作りで靴が作られています。もちろん熟練した技術がないと作ることができません。その品質は、ロイヤルワラント(英国王室御用達)が保証しています。

トリッカーズの歴史

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1829年、靴職人であるジョセフ・トリッカーが会社を設立しました。ノーザンプトンはイングランドの中心に位置します。ノーザンプトンの靴はとても人気があり、1840年には1,821人の靴職人がいました。

1829年となると、もはや200年近く前になりますね。日本では政治家として有名な勝海舟が6歳のときです。

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ジョセフ・トリッカーの義理の息子であるウォルター・ジェームス・バルトロップは、1848年に、わずか7歳のときにあるモデルのブーツを作りました。いわゆる、カントリーブーツと呼ばれているものです。

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1904年、ノーザンプトンのセントマイケルズ通り56-60にトリッカーズの最新の工場が設立されました。このとき、グッドイヤーの機械を導入することに決定しました。1829年以来、トリッカーズが長年実践してきた手作業だけでなく、機械を使用することで良い品質と効率性の両立を確立できました。

今日でも、この伝統的グッドイヤー・ウェルト製法で靴を製造しています。

トリッカーズの製法

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トリッカーズは一足の靴を作るのに260もの工程が必要です。

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トリッカーズの靴を作るために必要な革のパターンを切り取る技術を体得するには何年もかかります。革をどの方向にカットするか、革がどのように伸びて足にフィットするかを判断する必要があります。

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カットされた異なるパターンの革を、一つのアッパーに縫い合わせる技術もまた、習得に何年もかかります。アッパーを縫い合わせると、保湿のために数日間かけることで、しなやかで柔軟な革になります。すべての靴には手作業でラベルや番号が付けられ管理されています。

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靴型を使い、アッパーを伸ばします。とても繊細な作業で、温度や湿度に応じて力の入れ具合を変えなければならないのです。トリッカーズの靴は、インソールとアッパーを縫い付けます。

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次に、ソールとウェルトを縫い付けます。接着でもなく縫い付けられているため、職人が必要なときに縫い合わせたり修理することができます。

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仕上げに革靴を磨きます。革底とヒールを整え、滑らかになるまでエッジを磨きます。この伝統的な手作業の技術を習得するには、長年の経験と職人の目が必要です。

トリッカーズ カントリーブーツとは

トリッカーズ カントリーブーツの最初のモデルは1840年に作成されました。ビクトリア朝のアフリカ探検隊であるデヴィッド・リビングストンからインスパイアされています。革は頑丈で、自然な傷や後が残り、すべての靴がユニークなものになります。

私が愛用しているトリッカーズ カントリーブーツ ストウのエピソードはこちら。

トリッカーズ カントリーブーツ ストウ 18年間 砂漠やビーチ、大雨の中でも共にした現役英国靴 – HUMMING BAGS BLOG

トリッカーズ カントリーブーツのご紹介

トリッカーズのカントリーラインは、やはりトリッカーズを代表するコレクションです。もちろんカントリーではないドレスシューズも作ってはいるのですが、やはり初めてトリッカーズを買うならカントリーラインのものを選んでみて欲しいですね。

モールトンとストウ

モールトン
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ストウ https://www.trickers.com
ストウ https://www.trickers.com/

この2つは見た目も同じく、木型であるラストも同じですが、ワイズが異なります。モールトンはワイズ6でやや幅があり、ストウはワイズ5で比較的幅は狭いです。定番のカラーバリエーションが異なり、ストウの方がバリエーションは多いです。ただ、別注などで色々なカラーがあることを考えると、そこはあまり違いがなさそうです。

バートン

バートン https://www.trickers.com/

バートンは、モールトンやストウと同じくメダリオン装飾の入ったフルブローグと呼ばれるものです。見てわかるように、ブーツか短靴かの違いは明らかでしょう。メダリオン装飾の形状も同じです。

モールトン https://www.trickers.com/

一番の違いはつま先の膨らみ方ですね。バートンの方が、つま先がふわっとしていて、モールトンやストウはストンとまっすぐなシルエットを描いています。写真ではなかなかわかりづらいですが、実物を見て比較すると結構印象が異なりますので、ぜひ機会があれば、比べてみてくださいね。

モールトン ストウの魅力

愛用のトリッカーズ ストウ
愛用のトリッカーズ ストウ

頑丈

トリッカーズ ストウを、私は18年愛用しています。基本的には旅行用の靴として愛用していたため、ヨルダンやエジプトの砂漠や、ドバイのゴールドスーク、バリ島のビーチ、台南の大雨、クアラルンプールの貧困街など、あらゆるところをこの靴と歩きました

。一番ダメージがあったのはヨルダンの砂漠でしたね。常に乾燥していて、2週間このトリッカーズで過ごしました。現地でニベアクリームを購入して少しは保湿しましたが、それでも過酷な状況でした。

クラッチもたくさん入っていますが、まだまだ使っていけます。死ぬまでリペアを繰り返して履き潰してやるつもりです。チャールズパッチという方法もありますからね。

傷が入ってこそかっこいい

クラックだらけのストウ
クラックだらけのストウ

先にも書いた通り、アフリカの探検家からインスパイアされた靴です。探検家の靴が傷一つなくピカピカだったらどう思いますか?私なら「もぐりだな」と思います笑。探検家がアフリカの道を歩いていれば、たくさんの傷がついて当然でしょう。ですから、傷が入れば入るほどかっこいい靴はトリッカーズならではだと思います。

履き心地

トリッカーズのストウは18年、私の人生の半分以上を共に過ごしています。主に長期旅行用として、歩くことが多いときにこそ使っている靴です。本当にどれだけ履いても疲れないのですよね。私の足にピッタリと馴染んでいるのでしょう。今では長期旅行用の靴は別のものを使っていますが、短期旅行では活躍しています。

これからはエシュンを長期旅行用の靴にする予定です。

エシュンブーツの魅力 – HUMMING BAGS BLOG

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私の言っていることだけでは信用できない方もいらっしゃいますか?笑 他の方もやっぱり愛用していますよ。

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足に馴染むまではキツイ?

トリッカーズを所有している方の多くは、「足に馴染むまでがキツイ」とおっしゃっているのですよね。ただ、私の場合は初めて履いたときから全く痛くなかったのです。今では5足ほどトリッカーズを所有していますが、やはりどの靴も痛みを感じたことがありません。

私の足はかなり細いので、そのせいかもしれませんが、足の形は千差万別ですから痛みも人それぞれなのでしょうね。

チーニー エイボンとの比較

同じ英国カントリーシューズである、チーニーエイボンとの比較をこちらの記事でしています。ぜひこちらもご覧ください。

ジョセフ・チーニー エイボンの魅力 – HUMMING BAGS BLOG

さいごに

私にとって、人生で初めての本格革靴はトリッカーズでした。高校生の身分で、身の丈に合わない高級靴を履いていました。革靴のメンテナンス方法もよく理解できておらず、このようなクラックが入ってしまった可能性は十分にあります。旅先でも酷使していたのもありますけどね。

でも、それも含めてこの靴は私にしかない最高の一足です。購入を迷っている皆さま、絶対に後悔しないと思いますよ。

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