Treesizeverse ベルギーの芸術家が作る ワックスキャンバス&レザーのハンドメイド バッグ

Treesizeverse Atelier

ベルギーはブリュッセルから、電車とバスで1時間半程度のところにトレーメロという街があります。賑やかなブリュッセルとは違い、とても静かで自然が豊かなこの街に、Treesizeverseのアトリエがあります。

アトリエ近くのバス停でバスを降り、アトリエへ向かっていました。ちょうど紅葉の季節で、イエローとグリーンの鮮やかな風景が広がっていました。ブリュッセルは若者がたむろして騒いでいたり、道路にタバコの吸い殻や空き缶が散乱していましたが、トレーメロはゴミひとつ落ちていませんでした。空気もきれいで、とても静かなトレーメロ。慣れた手つきで落ち葉を片付けているおばあさんが印象に残っています。

TreesizeverseのRolandさんから「アトリエは自然木の壁が特徴だから、それを目印にきてね」と事前に教えてもらっていました。地図を見ながら歩いていると、すぐにたどり着くことができました。Rolandさんはアトリエの入り口で待っていてくれたようで、笑顔で出迎えてくれました。

コーヒーとベルギーチョコレートをご馳走になりながら、Rolandさんのことや、Treesizeverseのブランドコンセプトについてお話を伺いました。Rolandさんはテーラリング(洋服の仕立て)を学んだのち、30歳から美術を学び、日本で個展をひらいたこともあるとのことでした。アトリエには彼の作品が飾られています。

芸術家である彼は、現在はバッグを製作しています。彼の作るバッグは、アースカラーの落ち着いた色合いで、ワックスキャンバスを主役にレザーを使用し、それがアクセントとなっています。キャンバス生地は日本語では帆布とも呼ばれ、昔は船の帆として使われており、高い耐久性が特徴です。また、キャンバス生地にワックスを塗りこんだワックスキャンバスは、水を弾くように防水性を高めています。ワックスキャンバスを用いたブランドでは、英国ブランドの「バブアー」が有名ですね。

バッグ製作のようすも拝見しました。Treesizeverseでは、バッグのデザイン企画や製作、商品撮影、販売業務、ウェブサイトの作成・運営など、すべてRolandさんが一人できりもりしているそうです。ですから、すべてのバッグは彼自身がハンドメイドしています。一日に作れるバッグの数は、バックパックで3つ程度とのこと。「大変すぎて情熱がなければやってられないね」と彼に伝えると「そりゃそうさ」と笑っていました。

残念ながらRolandさんは顔出しがNGで、顔写真は撮らないという約束のもと製作現場を撮影していました。「どうしてもと言うなら」と彼が持ってきたのは一冊の本。以前雑誌に取材を受けたときに撮影された顔写真を撮らせていただきました。

彼が「また日本に行きたい」と言っていたので、「ならポップアップストアを開催するから、そのときに日本のお客さんに紹介させてよ」と伝えると、「グッドアイディア」とのこと。みなさまにご紹介できるのもそれほど先ではなさそうです。

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