職人ブランドとの出会いと、HUMMING BAGSの始まり

3 Quarters アトリエのエントランス

2019年夏、私は旅路についていました。目的は何か面白いモノを発見すること。成田空港からモスクワへ入り、サンクトペテルブルク、ウラジカフカス、イスタンブール、そしてアテネに入りました。

このとき、私はバッグを取り扱うという決心を未だしていませんでしたので、繁華街を歩いたり、ローカルな市場を歩いたりして、目に入ってきた気になるものは漏れなくチェックしていました。しかし、どこを歩いても中国製品で溢れていました。滞在日数が少なかったことや、調査不足も原因かもしれません。中国製品を否定するわけではありませんが、マス市場向けに作られる量産品、とりわけコピー製品には興味関心が湧きませんでした。

私は「作り手の情熱」が感じられるモノに惹かれる気質があります。一つひとつのディテールに拘りがあるモノ、服であればどんな生地を使っているのか。どのように縫製されているのか。どんなポリシーに従って作られているのかです。それらが洗練されているモノには、作り手の情熱を感じられます。これは量産品であるか否かは関係ないのですが、私の経験則では、やはり職人が、職人のポリシーに従って手作りするモノには、強い情熱が込められていることが多いです。

旅路にて多々あるコピー製品にうんざりしていたところ、アテネで3 Quartersさんのアトリエを見つけました。3 Quartersさんの詳しいご紹介は別の記事でしますが、まさに職人の情熱を感じるバッグが並んでいました。その場でバックパックを1つ購入し、その後はいくつかの都市を周遊してから帰国しました。

帰国してからは、面白いブランドがないか、徹底的に調査しました。特に興味深いブランドをピックアップし、2019年秋に改めてヨーロッパへ赴き、いくつかの職人さんを訪問しました。いずれのメーカーの職人さんからもお話伺いましたが、どのメーカーの職人さんも独自のポリシーを持ち、情熱を持ってバッグ作りをしていることが明確でした。

HUMMING BAGSでは、そんな彼らの情熱と作品を、みなさまにご紹介できればと考えています。

Share