ジャランスリワヤのファクトリーショールームでホールカットを買ってきた話

ジャランスリワヤ ファクトリーショールームのスタッフさん

ジャランスリワヤとは日本でも有名なインドネシア製革靴ブランド。

ちょうど、インドネシアへ渡航する機会がありましたので、ジャランスリワヤのファクトリーショールームを訪問してみました。

動画もあります。

ジャランスリワヤとは

元々はミリタリーシューズを製造していたが、その後フランスのタンナーと、イギリスの革靴の聖地と呼ばれるノーザンプトンで修行し、インドネシアで立ち上げたブランドとのこと。

材料はフランス製のカーフレザー、ドイツ製のソール、靴ひもはイタリアから仕入れています。製法はグッドイヤーウェルトの九分仕立てにもかかわらず、非常にリーズナブルなブランドとして、ビームスやユナイテッドアローズなどの大手セレクトショップや、伊勢丹、タカシマヤなどの有名百貨店でも販売されています。

ファクトリーショールームの場所

バンドン:ジャカルタから電車で3時間

ショールームは、インドネシアはバンドンという場所にあります。バンドンは、ジャカルタから電車で1駅、3時間程度の隣町です。ジャランスリワヤではなく、 「Fortuna Shoes」と検索すればGoogle Mapで出てくると思います。現在は、Fortuna Shoesがジャランスリワヤという名前で靴を製造し、輸出販売しています。

バンドンの中央エリアから少し南東にあるので、私はバイクタクシーを使って向かいました。インドネシアは渋滞がひどいので、普通のタクシーだととても時間がかかります。慣れると便利なので、ぜひバイクタクシーを使ってみてください。

バイクタクシーで向かう

タクシー(バイクタクシー)を使うなら、Uberのインドネシア版のような配車アプリが便利です。

Gojek

インドネシアでローカルが一番使っているのが、このGojekです。私は次にご紹介するGrabを使っていましたが、インドネシアだけならこちらの方が便利そうでした。後ほど詳しく記載します。

Gojek Super App: Ojek Online, Taksi Online, Pesan Makan, Kirim Barang, Pembayaran

Grab

Uberの東南アジア事業を買収したことで有名なGrabです。東南アジアでは、たいていこのアプリを使っていたので、今回のインドネシア渡航も基本的にGrabを使っていました。

しかし、深夜帯になるとまったくタクシーがつかまりません。途方に暮れていたところ、近くのビルの警備員に「なんとかタクシーつかまらないかな?」と相談したら、GoJekでブルーバードという一般タクシーを呼んでくれました。

そういった意味では、やはりインドネシアではGojekの方が良いかもしれませんね。

Grab – Transport, Food Delivery & Payment Solutions

ショールームに到着

ショールームの入口がわかりづらい

Fortuna Shoes 入口
Fortuna Shoes 入口

配車アプリでは、Google MapなどのGPSを使って向かってくれるため、迷わずに到着できます。

ただ、このショールームは特に看板も出しておらず、大きな塀で囲まれていてわかりづらいです。唯一見つかるのが、大きな塀に掲げられた、この小さな住所くらいでしょうか。FORTUNA SHOESと記載されています。

この右手に小さなドアがあるので、そこから入ることができます。セキュリティの方がいますが、日本人なら顔パスでしょう。

塀を越えると、大きなショールーム

FORTUNA SHOES ショールーム
FORTUNA SHOES ショールーム

塀の中に入ると、インドネシアにしてはキレイで大きな建物があります。セキュリティーのそばで待機していた、女性スタッフが中へと案内してくれました。中央入り口から入って、左手がショールームです。

ビルの入り口に入ると、ノートにサインするようにお願いされます。私がサインしようとノートを見ると、直近に日本人らしき名前を発見。やはり日本人はたくさん来ているのですね。

ショールームの中をチェック

日本では見たことのないモデルがたくさん

ジャランスリワヤのショールーム
ジャランスリワヤのショールーム

中に入ると、たくさんの靴が並んでいます。定番のモデルだけでなく、見たことのないユニークなモデルまで幅広く扱っていました。スタッフさんに確認すると「これはドイツ向けに作ったサンプルだよ」言っていました。さすがファクトリーショールームですね。

一推しはパティーヌ

陳列されるパティーヌモデル
陳列されるパティーヌモデル

ジャランスリワヤでパティーヌがあることご存知でしたか?日本語で検索しても、まったく見つからなかったので、日本未入荷なのでしょう。棚の3割くらいはパティーヌが陳列されていました。お値段は、日本でジャランスリワヤを買うのと同じくらいですね。

コードバンはオーダーメイド

撮影するのを忘れていたのですが、コードバンの靴も作っています。ただし、在庫がないため、注文してから2ヶ月後に受け取れるとのこと。基本的には、どのモデルでもコードバンとして作ってくれるようです。ただし、一部のモデル(ホールカットなど)は技術的に作れないとのこと。お値段は日本でジャランスリワヤを1.5〜2足買うのと同じくらいです。

もちろん定番モデルもあります

ジャランスリワヤのホールカット
ジャランスリワヤのホールカット

私はジャランスリワヤのホールカットを狙っていたので、スタッフさんにサイズがあるか聞いてみました。すると、ショールームの外(おそらく倉庫)から2足持ってきてくれました。ひとつはメダリオン装飾のないプレーンなモデル。もうひとつは、メダリオン装飾のあるモデルです。

プレーンなモデルと決めていたので、こちらを試着。30分ほど店内を歩きながら履き心地をチェックしていました。

ジャランスリワヤのキャップトゥ
ジャランスリワヤのホールカット

もちろん、その他の外羽根式プレーントゥなどの日本で流通している定番モデルも並んでいます。ファクトリーショールームだからこそ豊富な在庫があり、サイズ切れの心配もなさそうですね。お値段は日本で購入する場合より30%〜40%ほどお得です。

定番モデル一覧は、日本代理店のウェブサイトに掲載されています。

COLLECTION|Jalan Sriwijaya(ジャラン スリウァヤ)

ベルトや財布もありました

ベルトの写真はあとでのせます。

こちらも写真を撮り忘れたのですが、ベルトや財布も販売していました。黒のホールカットに合わせて、黒のベルトも欲しくなってしまい、ディスカウントできないか交渉してみることに。秘密にしろと言われたので、結果はお察しください。

スタッフさんから貴重な情報

Fortuna Shoes ファクトリーショールームのスタッフさん

対応してくださったスタッフさんから、いろいろお話をお伺いしました。

以前はジャランスリワヤという名前でやっていたけど、今はFortuna Shoesという名前でジャランスリワヤを製造しているとのこと。商標と関係がありそうですね。もしくは、日本代理店が並行輸入を阻止するためでしょうか。

また、日本のジャランスリワヤ以外にも欧米ブランドのOEMも手掛けているため、バイヤーからのリクエストに応じて、日本のジャランスリワヤにはない、パティーヌやコードバン、そのほかのユニークなモデルも製造しているとのこと。

日本人はとても頻繁(毎日)に来るとのこと。おそらく駐在員の方がよく来られるのだと思います。実際、私が訪問したときも日本人のおじさんが大量の靴を試着していました(買ったのは1足だけ?)。「日本人ですか?」と尋ねると、「そうだよ、どこから来たの?大阪から?わざわざ?」とおっしゃっていたので、駐在員の方でしょう。

日本代理店が購入する量はとても多く、毎週航空便で発送しているとのこと。「日本人は靴が好きなんだね」とおっしゃっていました。

基本的にはすべてのモデルがカスタムオーダー可能とのこと。ただし、手数料が(たったの)400円かかります。完全に前払い製で、支払いは銀行振り込みか現地での現金支払いのみ。受け取りはインドネシア国内の配送か、現地受け取りのみです。納期は1〜2ヶ月なので、ツーリストにはかなり厳しい条件ですね。

私も輸入業だから日本で売りたいし卸売してよと冗談で伝えると、日本代理店はパワフルだから絶対にできないし、そう言うお客さんがいっぱい来るとも言ってました笑。

さいごに

ジャランスリワヤの日本での評価は賛否あるようですし、私自身今回が初めての購入だったのですが、実際に訪問すると愛着が湧きますね。

いずれにしても、Fortuna Shoesはパティーヌやコードバンを製造したり、日本ジャランスリワヤにはないユニークなモデルがたくさんあり、ジャランスリワヤのイメージが大きく変わりました。ファクトリーのポテンシャルは想像以上です。

日本代理店がもっと(資金的に)力をつけて、パティーヌやコードバンなども含め、より幅広いアイテム展開をしてくれるようになれば良いなと感じました。

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