写真を撮るきっかけの作り方:何を撮れば良いのか

元旦の住吉大社

写真を撮るきっかけの作り方をご説明します。

写真を始めたころ、私自身も何を撮れば良いのかわからず悩んだことがありました。

例えば風景写真なら、同じカメラとレンズを使って、同じ場所で撮影すれば、ほとんど同じものが誰にでも撮れるのではないでしょうか。それなら、プロを含め他のカメラマンがもっと綺麗に撮影しているので、自分が撮る必要がないのではと感じていました。

もちろん、実際にはそんなに簡単に撮影できるわけではありません。風景写真は天気などの影響があるため、1週間経っても1枚も撮影できないこともある大変な仕事です。

自分にしか撮れない写真とは

自分にしか撮れない写真があることに気づきました。ストリートフォトを始めて数ヶ月経ってからです。

自分の感動を写真を通して伝える

街を歩いていて、自分が感動したことを写真で伝えること。そうすると、自分にしか撮れない写真を撮ることができます。どんな些細なことでも構いません。

自分の感動は主観的なもので、唯一無二なもの。それを画角をどうするかや、露出をどうするかなどのテクニックを用いて、自分の感動を写真で伝えることで、自分にしか撮れない写真を撮ることができます。

小さな感動に気付けるようになること

たとえどんな小さな感動でも、気付けるようになることが大事です。街を歩いていると、普段なら気づかないような小さな感動がたくさんあります。

たとえば、雨の日の濡れたアスファルトが周りの光を綺麗に反射していたり、ビニール傘を閉じている瞬間の表情だったりします。これは私の感動したことですので、みなさんの感動とは少し違うでしょう。みなさん自身の感動を撮影してこそ、あなたにしか撮れない写真となるのです。

この投稿をInstagramで見る

@yusuke_chamoto Nov. 22nd 2017 Umeda, Osaka, Japan

Chamograph™️(@chamograph)がシェアした投稿 –

未来の感動を予測する

小さな感動に気付けるようになると、今度は未来の感動を予測することができます。この場所なら、こういった時間帯で、こんな感じの人が、こんな風に動いていてなど、まだ現実には起きていない未来の感動が生まれる瞬間を予測(イメージ)できます。

こちらの銭湯の写真では、のれんをくぐる瞬間の女性を撮影しています。これは事前に準備していないと、この瞬間を撮影するのはなかなか難しいでしょう。この写真を撮影するのに小一時間ほど待機していました。

こちらは、クリスマスのモニュメントの近くで撮影した一枚です。スマートフォンでたくさんの人が撮影していたので、あえてモニュメントを直接撮影せず、モニュメントを撮影している画面にフォーカスしてシャッターを押しました。スマートフォンで撮影するタイミングは一瞬なので、どこから撮影するかポジションを事前に決めた後、一瞬のタイミングを逃さないように撮影しています。

感動力を高めること

小さな感動をもっと生み出すために「感動力」を高めることが大事です。たとえば、写真を撮影しているときに撮るか迷った経験はみなさんにもあるはずです。

撮るか迷ったら、とりあえずシャッターを押しましょう。後で確認してみて、なぜ撮るのに迷ったのかを考察するのは良い方法です。その被写体が素敵ではなかったと感じたのはなぜなのか。どのように撮れば、その被写体の美しさを表現できるか。もし同じ場面に遭遇したら、次ならどのように撮影すればその美しさをより引き出すことができるのか。このように繰り返しイメージすることで、次の素敵な一枚につながります。

感動力を高めるためには、たくさん撮ることが大事です。経験を積むことで、露出をどうするか、画角をどうするかなどの技術的なものも向上しますし、何よりも感動を予測する勘が強くなります。

さいごに

どのような画角か、露出か、などのテクニックについての本はたくさん出回っていますが、本当に大事なのはそういった技術よりも、感動力の高さだと思います。その人が何に感動して、それを伝えたいのか。そういった写真こそ、人を感動させる写真になるのではないでしょうか。

Share