「服が多い人がダサい理由」というセンシティブなタイトルの動画がTwitterで流れてきました。ミニマリストラボさん(@MinimalistLabo)のツイートです。私は大量の服を持っていますが、すべての服を同じくらい愛しています。
服は多いけど、全部同じくらいあいしてるぜ https://t.co/hYvgbwgKbG
— 茶本悠介@セミミニマリスト (@Yusuke_CHAMOTO) January 31, 2020
私の大量の服はどれ一つとして無駄はないと思いますし、後述しますがミニマリストラボさんがNGといっている服も愛用しています。ミニマリストラボさんの主張をしっかりと傾聴しながら、私の考えとの違いをお伝えしたいと思います。
本記事は、ミニマリストラボさんの考えを否定するものではありません。ミニマリストラボさんを含め他人のスタイルを否定することは僭越ですし、ミニマリストラボさんのスタイルと、私のスタイルの違いを発信することが目的です。
本題に入る前に、私のファッション感についての記事はこちらに書いています。こちらを読んでいただけると、私の主張がよりいっそう理解していただけると思います。
ファッションとは、自信がある独自のスタイルを持つこと:トレンドに踊らされない – HUMMING BAGS BLOGもくじ
ミニマリストラボさんの提案する「5つの無駄な服」
こちらの動画では、手放すべき服として、5つの無駄な服は次の通りであると提案しています。
1. 流行りが過ぎてしまった服
ミニマリストラボ
2. 昔の服で時代に合っていない服
3. 高かったからとそのまま取ってある服
4. 太って着られないのに取ってある服
5. 1年に1度も着ていない服
ミニマリストラボさんはこの中でも特に、流行は追わないことを重点的に動画で説明していました。
私は流行だけを追うことはない
私は流行だけを追うことはしません。1900年代前半から中盤を舞台にした映画の衣装を中心に、ネットで見つけることができるファッションストリートスナップ、最新のファッションショーを見て参考にすることもあります。
詳しくは先ほどご紹介した別の記事「ファッションとは、自信がある独自のスタイルを持つこと:トレンドに踊らされない」で書いています。
ここで注意していただきたいのが、雑誌メディアなどで「今年はこれが流行です」というような流行を追うことは絶対にしません。むしろ、他の人と被る確率がたかくなるため、避ける傾向があります。

以前にタッセルローファーが欲しいなと数年ほど考えていて、ようやく「このタッセルローファーを買おう」と決めたとき、街を歩いているとタッセルローファーを履いている人で溢れていました。このときの私は、この流行が終わってしばらくしたら買うことを検討することにしました。
しかし、最新のファッションショーを見て参考にすることもありますから、流行をまったく追っていないというわけではありません。
昔のものでも最新のものでも、時代に関係なく私自身が素敵だと思えば私は着るし、そうでなければ私は着ません。
定番のいつでも着られるものだと80点なのか
ミニマリストラボさんの動画では次のように主張されていました。
流行に流されるものではなくて、定番のいつでも着られるもの、それを着るってのが良いと思います。ですので服で100点を目指さずのはやめて、80点。これを目指すのがダサくならない一番のポイントだと思います。
ミニマリストラボ
この点数は誰が決めるものなのでしょうか。私の場合、点数をつけるのは私自身なので、定番でも最先端の流行でも、私が良いと思えば100点満点です。定番だから80点というのは、15分の動画を何度も繰り返し拝見しましたがわかりませんでした。
自分でつけた点数が100点満点なら、それがたとえ定番でも、定番でなくても、それは100点満点です。
追記です。ツイッターでご回答いただけました。トレンドが20%含まれると大山さんの著書にあるようです。
ちょっとそこの説明が
— ミニマリストラボ/所長ハンド (@MinimalistLabo) February 1, 2020
不足してました!
そうです◎
大山さん曰く、
トレンドも20%ぐらい入れると
100点と書いてありました>_<
しっかり見ていただき
ありがとうございました!
プロのスタイリストが提案するユニクロでできる全身コーデ
ミニマリストラボさんは、プロのスタイリストである大山旬さん(@shun_4colors)の主張を引用しています。大山旬さんの主張は、ベーシックで、清潔感があって、きれいに見えるコーディネートは次の通りです
1. 白のレザースニーカー
ミニマリストラボ
2. ブラックジーンズ
3. 白のボタンダウンシャツ
4. クロノインナーダウン
5. チェスターコート

たとえば、このコーディネートをみんながするようになったら、もはやこれが流行になってしまうのではないのでしょうか。著名人である大山旬さんが、著書や動画などのメディアを通して、このコーディネートを提案しているといるという点に注目してください。
著名人が提案するコーディネートですから、このコーディネートをする人が増えることでしょう。諸行無常という言葉があります。一時的にこのコーディネートをする人が増えたとしても、その後必ず廃れることでしょう。そのときにこの服装は永遠の定番と言い切れるのでしょうか。
NGコーデ
個性を出したいと思ってプリントTシャツを着るとか、チェックシャツを着るとか、自分が好きな色を表現したい。そういうふうにやりがちなんですけど、一部のセンスの良い人以外は失敗する可能性が高くなるのでやめましょう。上級者でもかなり難しいと思います。
ミニマリストラボ
プリントTシャツや、自分の好きな色を表現することはNGで失敗する可能性が高くなるとのこと。さきほども書きましたが、点数をつけるのは私自身です。私がつけた点数が100点満点ならそれで良いじゃないですか。アイリス・アプフェルも次の動画(1:36)でこのように述べています。
センスなんかなくても、幸せならそれでいい
アイリス・アプフェル
NGアイテムをフル活用してコーデしてみた
すべてのNGアイテムを一度にコーデするのは難しいですが、なるべくフル活用してみたところこんな感じです。ダサいと思いましたか?もしあなたが、ダサいと思っても私はOKです。
ご参考までにコーディネート内訳はこちら。
- レザージャケット:オーダーメイド
- プリントTシャツ:スーパードライ
- ジーンズ:リーバイス
- 革靴:トリッカーズ
- メガネ:オリバーピープルズ
NGアイテムのプリントTシャツと、原色カラーである真っ赤なレザージャケットをコーディネートしています。このレザージャケットはわざわざオーダーメイドで作ったもので、ある映画に出てくる人が着ていたものを真似て作った、いわばレプリカのようなものです。
もし、どの映画の誰が着ていたかを当てられた人がいたら、一番最初に当てた人に何かあげます笑。私のツイッターにコメントください。
カジュアルときれいめのバランスをとる
おしゃれに見せるポイントはカジュアルときれいめのバランスをとることが大事だと主張されています。また、ミニマリストラボさんが着ている服を動画でご紹介されたあと、次のようにおっしゃっていました。
僕はいつもこの格好をしているけど、これが僕のスタイルだと周りから認識されている
ミニマリストラボ
ミニマリストラボさんのおっしゃっている通り、これはもはやミニマリストラボさんのスタイルなんですよね。
私はいつも、まったく雰囲気の違う服を着ています。ストリート(カジュアル)な雰囲気のときもあれば、きれいめな雰囲気のときもあります。そして、それらをミックスすることも愛しています。これが私のスタイルなんです。
だから、プリントTシャツを着ていようが、チェックのシャツを着ていようが、派手な色の服を着ていようが、これが私のスタイルだと認識されています。
まだまだ数は少ないですが、こちらに私のコーディネート集があります。
ユニクロコーデ アーカイブ – HUMMING BAGS BLOGさいごに
私はダサいです。でも私にとって100点満点だからこれで良いし、これが私のスタイルなんです。ミニマリストラボさんのスタイルは素敵です。でもお互い違って当たり前じゃないですか。みんな違うからこそ、多様性があるからこそ、世の中は面白いんだと思います。